01 / BACKGROUND
背景
食器棚には器があるのに、毎日使うものはいつも同じ。自主企画の出発点は、そんな観察でした。料理を盛るときだけでなく、洗って、拭いて、棚に戻すまでを記録すると、選ばれる器には「気を遣わず扱える」という共通点がありました。
02 / DESIGN INTENT
設計意図
浅鉢にも、取り皿にもなる深さを探しました。縁は指を掛けやすい厚みを残し、内側は汁が隅にたまらない穏やかな曲面に。三つのサイズを重ねたときに手が入る隙間を設け、収納のために使い心地を犠牲にしない形を目指しています。

03 / MATERIAL
素材と仕上げ
鉄分を含む陶土に、薄い半透明の白釉。土の粒や焼成による濃淡を覆い隠さず、一枚ごとの表情として残しました。高台の接地面は焼成後に研磨し、木のテーブルに置いたときの感触も確かめています。
04 / DETAILS
ディテール
縁の厚みは試作ごとに0.5mmずつ変え、持ち上げたときの指の当たりを比較しました。器の裏には釉薬を掛けない小さな面を残し、乾燥の状態を見やすくしています。日々の手入れは柔らかなスポンジで。急な温度差を避け、よく乾かしてからしまうことを案内に添えました。
ひとつとして同じ焼き上がりではないけれど、使うときには迷わない。個体差を楽しむことと、日用品として頼れること。そのあいだに「凪」のかたちがあります。
- 種別
- 自主企画・テーブルウェア
- 素材
- 陶土、半透明白釉
- 展開
- 小皿・中皿・浅鉢の3サイズ
- 担当
- 企画、形状設計、試作、仕上げ検討
このプロジェクトは架空のデモです。写真はAI生成によるコンセプトイメージです。


