NAGI — EVERYDAY VESSELS

日々の器「凪」

盛りつける、重ねる、手に取る。 日々の動作から生まれた、食卓の器。

生活用品 / 2026

表情の異なる白い釉薬の器を重ねた食卓
日々の器「凪」。手に掛かる縁と、重ねやすい深さ。

01 / BACKGROUND
背景

食器棚には器があるのに、毎日使うものはいつも同じ。自主企画の出発点は、そんな観察でした。料理を盛るときだけでなく、洗って、拭いて、棚に戻すまでを記録すると、選ばれる器には「気を遣わず扱える」という共通点がありました。

02 / DESIGN INTENT
設計意図

浅鉢にも、取り皿にもなる深さを探しました。縁は指を掛けやすい厚みを残し、内側は汁が隅にたまらない穏やかな曲面に。三つのサイズを重ねたときに手が入る隙間を設け、収納のために使い心地を犠牲にしない形を目指しています。

縁と深さが異なる器の試作を、仕上げた器と比較する作業台
器「凪」の試作。縁と深さの違いを、実寸で比較する。

03 / MATERIAL

素材と仕上げ

鉄分を含む陶土に、薄い半透明の白釉。土の粒や焼成による濃淡を覆い隠さず、一枚ごとの表情として残しました。高台の接地面は焼成後に研磨し、木のテーブルに置いたときの感触も確かめています。

04 / DETAILS
ディテール

縁の厚みは試作ごとに0.5mmずつ変え、持ち上げたときの指の当たりを比較しました。器の裏には釉薬を掛けない小さな面を残し、乾燥の状態を見やすくしています。日々の手入れは柔らかなスポンジで。急な温度差を避け、よく乾かしてからしまうことを案内に添えました。

ひとつとして同じ焼き上がりではないけれど、使うときには迷わない。個体差を楽しむことと、日用品として頼れること。そのあいだに「凪」のかたちがあります。

種別
自主企画・テーブルウェア
素材
陶土、半透明白釉
展開
小皿・中皿・浅鉢の3サイズ
担当
企画、形状設計、試作、仕上げ検討

このプロジェクトは架空のデモです。写真はAI生成によるコンセプトイメージです。

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